私が借金をした理由は、友人に騙されて借金をしました。
そのとき私は20歳になったばっかりでまだ学生でした。
専門学校に通ってたのですが、家のお金の問題で学校を辞めようと悩んでたときにちょうど幼馴染の友人Mに道端で会い、久しぶりに会いお互いの近況を話し会いました。
すると友人Mは会社を経営してるというのでもともと独立に興味があった私はその話に興味を持ちいろいろと経営話を聞いていました。
今思うとおかしなとこが多々あったのですが、そのときは幼馴染ということと、嘘をつく人ではなかったのですべて本当の話だと思いました。
まずその友人が私に言ってきたのは消費者金融のカードローンでお金を借りてきてほしいとのことでした。
理由は現在下請けで電話回線の訪問販売の営業の会社を経営しているんやけど、契約のために親会社に契約金を払ったのでお金がないとのこと。それで11月(その話を聞いたときは7月)に200万ほどの収入が入るからそれまでカードローンで金を借りてきてくれといわれました。その間の給料も出すと。「社員にしてやるから二人で事業を起こそう、お前はWEBデザイナーになってネット上で顧客を集めてくれ」といわれ、正直そのときは嬉しかった、自分で会社を経営できると信じ込んでたから。
そのときは20歳で世の中知らないことだらけで、会社経営は簡単なものやと思ってたのでそのときの自分でもできると思ってました。
それで私はその話を承諾しました。カードローンはその人の会社の名刺を渡されて「ここに勤務してることにしたら借りれると」いわれその通りにカードローンで3社から20万借りました。
それでそのほとんどとカードを渡し、その中から少し給料をもらいました。
このときに私の人生は大きく違う方向に向かっていきました。
今になって思うともうすでにおかしいですね。まず会社経営してる人がそんなに金がなくて経営できるのかということと、カードローンで渡した金の中から給料と称してお金を渡されたとこ。そのときは自分はWEBデザイナーとして一緒に会社経営できる!お金持ちになれる!と信じてしまいました。何より幼稚園のころからの幼馴染で今まで疑ったことなどなかったのでこのときは本当に何も疑いませんでした。
20歳の私は人を信じすぎていました。これを境に今は誰でも疑ってしまうようになりしばらく人間不信にさえなりかけました。誰でも疑わないといけない世の中はさびしいですね。幼馴染に騙されたのは今でもショックで、家族に騙されたと同じ感覚でした。
ずっと小さいころは毎日のように一緒にいたんですから。
でもこのときはまだ騙されたとかおかしいとか一切思ってなくて共に会社経営することに素直に喜んでいました。